稽古場もいよいよ熱が入って片や振りつけ、 片や衣裳なおしといった感じでてんてこまい。 ところで、タナボタのコンサートで歌われるナンバーは、 基本的に仁さんが全て訳詞をつけています。 その時々のコンセプトに従って、 ある曲は原曲のイメージ、 ある曲はタナボタに合せてちょっとひねったイメージと言う風に。 ですから、観客の皆さんにとっては 他の舞台で耳馴じみの物と異なった印象を持たれるかもしれません。 しかし、そこがおもしろいところで、 彼なりの工夫やメッセージが、そこ、ここに込められています。 我々も詞を受け取って、 「なるほど、こう来たか……。」 と感じる事が多々あります。 今回のステージでも、仁さんの訳詞に注目してみて下さい。 中からひとつだけネタを… 「ボンベイドリーム」の中の「シャカラカベイビー」で、 インド語の歌詞が出てくるのですが、 もちろん我々の中でインド語がわかる人はいませんでした。 (シルビアは英語、幸二郎は北京語が理解できますが……) もともと、この曲、今回はタナボタカラーを出しながらやってみよう という事になっていたので、そこで彼がつけた詞とは……!? お楽しみにね!! それにしても今回はとにかく盛り沢山。 衣裳の早替えもあって、上手・下手のひっこみを ひとつまちがえたらアウト!!になっちゃう事もあるのでもう大変。 みんなで力を合せて頑張りますので、 応援よろしくお願いします。 さて、お送りしてきましたこのコーナー、 今回で最後となりました。 たった3回のアキラ便りでしたが、 次は会場で皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。 それでは!!
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そのA
お待たせしました。アキラ便り第2号です!!皆様、新年あけましておめでとうございます。 今年も皆さんに楽しいこと、ステキなことがたくさんありますように……。と、言いながらタナボタには年末年始はない!! 各々がギリギリまでそれぞれ別のスケジュールを抱えていたため、歌稽古が始まったのが12月半ば。 私自身楽譜を書き終えても、エレクトーンの音色作りに追われて(ま、これが楽しいと言えば楽しいのですけどね。) ロクに除夜の鐘の音も聞いてなかった状態で……煩悩は吹き飛んだのかいな!? But、しっかり紅白の「マツケンサンバ2」だけは見ました!! ちなみに幸二郎は「ハッ!!」と気づいた時には、すでにマツケンは終わっていたそうな……。 さて、明けて新年。一部の衣裳が出来てきましたよ〜。スゴイ……こりゃぁスゴイ!!さすが岡センセ。 たとえば「キャバレー」のナンバー「Mein Herr」を歌うシルビア、みゆき、寿3人組。 これって、ブロードウェイよりオシャレかも……。それから、「ウェストサイドストーリー」の 小鼓音マリアと、シルビアアニタ。もとのイメージを残しながら、コンサート用に すこーしポップな捻りをきかせた粋なアレンジ。 って、だんだんピーコさんのファッションチェック状態になってきたかしらん……!? 実物は本番を見てのお楽しみという事で。 今日はこれからかつら合せもあります。今回はこちらも大変!! なんてったって、一部はそれぞれの女優のそれぞれの作品のイメージに沿ったヘアースタイルですから。 どうなりますことやら……。 おーっと、みんなが衣裳あわせであーだこーだと騒いでる中、黙々と鍵盤に指を運ぶ、 我らがバンマス、柏木玲子大先生の姿が。バンマスも何も、今回は全曲をたった1人で伴奏。 私の無理難題承知の上で渡したアレンジ譜をほとんど初見でもクリアしてしまうそのスゴさ。 今から言っておきますけど、正真正銘その場でリアルタイムでの手と足による演奏のみです。 でも、原曲のイメージはこわさずになんとかアレンジできたと思いますので、柏木さんの演奏にもご注目を!! では、私はこれからまたまたケイコに行ってきます。次回をお楽しみに!!
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その@
ふと気付けば今年も残すところあとわずか。みなさん、いかがお過ごしですか?林アキラです。 新年を迎えればすぐに、「Nothing But Musicals 4〜舞い降りたDIVAたち〜」の開幕です。 これまで、今回の舞台に関する内容紹介がほとんどされていなかったのですが、 これから数回に渡り稽古場の様子なども交えながらワタクシが 「冬のアキラ便り」と題してお伝えして参りましょう。 今回の宣伝写真を見て、「恐ろしいものを見てしまった。」、「意外とあたりまえだなと受け止めてしまった。」 「真ん中に写っているヒゲに帽子の男性にホレてしまった。」……あなたはどんな感想をお持ちになりましたか? 岡と林の2人は最初から最後までずっと女性なのか…?さこっちゃんとシルビアは男にはならないのか…? 今回のステージ、2部構成になっております、「舞い降りたDIVAたち」…このキーワードは前半第1部に関係しています。 第1部はミュージカル界に燦然と輝く6人の女優にスポットを当てて、彼女たちの代表的なナンバーで進めていきます。 その6人とは、ライザ・ミネリ、エセル・マーマン、バーナデット・ピータース、ジュリー・アンドリュース、サラ・ブライトマン、パティ・リュポン。 取り上げる作品は「キャバレー」、「ザ・リンク」、「アニーよ銃をとれ」、「ジプシー」、 「ソングアンドダンス」、「ヴィクター・ヴィクトリア」、「メリー・ポピンズ」、「オペラ座の怪人」、「レ・ミゼラブル」、「サンセット大通り」etc。 どのナンバーを誰が歌うかはお楽しみに…と言うことにしておきますが、ここでひとつ特筆ものは幸二郎君の衣裳プラン! かなりオリジナル舞台に近いイメージの衣裳になりそうな予感が…。いかがですか?これだけでもかなりの内容になりそうでしょ!? さらに第2部は国内外問わずに最近話題の作品を取り上げます。こちらもいくつかご紹介しておきましょう。 第2部は幸二郎君も私も男性にもどって歌っていきます。 毎回新作早取りをモットーにしているタナボタですが、今回もあのA・L・ウエバーの最新作 「ウーマン・イン・ホワイト」のナンバーを早速取り上げます。 それから、ロイドウエバーがプロデュースしたインドカラー満載の「ボンベイドリーム」からノリノリの「シャカラカベイビー」も登場予定。 先日まで「ブイドイ」をジョンとして歌っていた幸二郎君がクリスで小鼓音キムと「サンアンドムーン」を (「ミス・サイゴン」からの曲であることは御存知ですよね。)歌い、 私と幸二郎君とで「プロデューサーズ」のナンバーを、さらにさらにシルビアが「アイーダ」のナンバーを…… 他にも「モーツァルト」、「エリザベート」、「ウエストサイドストーリー」、「ヘアスプレー」などなど……。 そしてトドメは「レ・ミゼラブル」からゲストダンサーおふたりも交えて6人ヴァージョン「ワンデイモア」……。 欲張りすぎ?いえいえ、年明け、10周年、ショウビズを愛し、 タナボタを応援して下さる皆さんにとって2005年のミュージカル福袋になるよう一同頑張りますよー!! みんなで日本のミュージカル界を盛り上げていきましょう!! 次回からは稽古場レポートも含めてお届けしますのでお楽しみに。風邪などひかないよう、マメに手洗いとうがいを心がけましょうね。 それでは。
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Q:(仁さんに)演出だけでなく、舞台に出演したりはされないのでしょうか?
仁:あのねェ、僕、役者をやってて、演出のほうに進んだんですけど、舞台に立ちたいと思っています。ですけど、2足のわらじとなるとよくないと思いますので、今、演出
の方でやらせてもらってるんです。機会があれば、舞台に立ちたいと思っています。
Q:(アキラさんに)これだけは岡さんに勝っているという点は?
林:体脂肪率。(笑)
Q:タナボタメンバーの今だからいえるクセは?
林:仁さんは演出中に奇声を発したり踊りだしすクセがあるよね。幸二郎は性格にクセがある!(笑)あとがコワイ・・・。
Q:女装は恒例なんでしょうか?
岡:恒例ではないですねぇ。
仁:今年は男装を・・・。(笑)
岡:私の女装は職業上!
林:そりァ、そうだ!(大爆笑)
岡:ライト浴びる時にしか・・・。そこらへんを歩いてる女装とは違う!! 一言いっておくと、私がやってるのは女装じゃなくて「女性の役」をしてるんです。あなた方が普段生
活してるのと同じ。女性として生活してるでしょ?と、考えていただければ、これ幸い。
忠 の 仁 「新たな決意を胸に」 去年のクリスマス・イヴの夜、全国津々浦々で「タナボタ音頭」が鳴り響き、赤鼻をしたト ナカイも一緒になって、日本中がタナボタ現象に沸きかえっていた… …それが今年の初夢でした。よし、来年こそ世界中の人達が「タナボタ音頭」で踊り狂う初夢 が見られるよう頑張ろうと、新たな決意を胸に、降りしきる雪の道を、傘も持たずに歩いてい ます。5月のレビューショウに、12月の新作ミュージカル。今年は多彩なゲストを迎え、更に グレードアップした歌と笑いと、感動の涙を提供することをお約束します。今年は何といって も寅年、三年目を迎えたタナボタ企画は、トラのように大空高く羽ばたきます…? 林 アキラ タナボタ企画を応援してくださっているみなさん、新年あけましておめでとうございます!! 昨年は「SHOWしまショ〜!!」「真説 カサブランカ」と、2つのステージをお届けできたこと、 そして、そのどちらもみなさんの暖かい御声援のおかげで熱いステージとなったことを大変 うれしく思っています。今年は5月のタナボタ・ミュ〜ジカル・ショ〜「Nothing But Musicals!」、 12月の新作と、ますますパワーアップしていきたいと思っています。ウエストエンドやブロー ドウエイで「これ!」といった新作がなかなか出てこない中、日本でおもしろいオリジナル ミュージカルを作り出すことへの使命感に燃える今日このごろです。皆さんの期待に答えられる メロディー作りとキャラクター作りが出来るよう頑張ります。今年もどうぞよろしく!! 岡 幸二郎 皆さん、明けましておめでとうございます。と云いつつも十日戎も過ぎてしまいました。 今年は5月のコンサート(東京・大阪・名古屋と3ヶ所も!!)、そして12月のミュージカルと 又々目が放せない“タナボタYEAR”になりそうです。僕は今5月のコンサートの衣装 デザインを考えています。バージョンアップしたシックかつゴージャスな衣装もお楽しみに…。 1月26日までは「レ・ミッズ」のアンジョルラスとして熱い風を吹かせています。(98/1/15)